もし馬がいなかったら、二十一世紀はまだ古代だった
上記のタイトルは本村凌二(東京大学名誉教授)の言葉です。馬が人や物をより速くより遠くに運べるため人間社会が文明の段階に入っていくための大きな牽引力になったと言われています。これにより人類は従来の労働から解放されて、新たに生み出された時間を科学や芸術の発展やその活用など更なる進歩のために使ってきた。だからこそ今の繁栄がある。人手不足の2大アプローチうちの省力化でやろうとしていることは、実はこの人類の軌跡と同様です。以下で馬力という言葉を使いながらご説明します。
馬力
ある重さの物体をどれだけの時間でどれだけの距離動かしたか

省力化による生産性の向上
省力化で空いた時間に新たな価値を生み出すこと

馬って、近くで見るとなかなかの迫力ですよね。人類で初めて乗ろうと思った人は勇気があるな~と思います。でもそのうちに多くの人が乗りだして、乗っているうちに徐々にこれは使えるぞ!という実感がわいてきたのでしょう。省力化もこれと似たところあります。これまで慣れ親しんだ仕事にITなどを導入するには決断が伴います。失敗して怪我を負うリスクが伴うため事前に検討を進める必要がある。そこで、不慣れだし、色々と大変そうだから今は敬遠しておこうと、多くの人は思う。だから採用や育成と比較すると経営の課題意識に上がりにくいのかもしれません(人手不足)。さらに続けて類似点を強調すると、馬を使うことで満足して終わっていたら人類の発展はなかったように、ITなどを活用して省力化を実現したところで満足して終わってしまったら企業の発展はありません。この空いた時間に新しい価値を生み出せてこそ生産性が高まります。空いた時間を使ってどうやって経営を進化させるかを考えて組織や人を導くこと。例えば、従業員の仕事の幅の再設計や、従業員が進んで新しいことに挑戦しようとする組織風土づくりを進めていくこと。これらはすべて経営者のやるべき事です。まずは最初の一歩から。環境の変化に適応して進化するために。いつの日か、もしあの時の○○の活用がなかったら、今も当社は・・・という時がきっと来るはずです。
